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坐骨神経痛について

お尻やもも裏が痛い女性

こんにちは!

​理学療法士の高林です。

​坐骨神経痛でお悩みの方いませんか?

​坐骨神経痛は50〜60歳代に多いと言われています。

男女比は女性が男性に比べて2倍多い。

​坐骨神経痛の9割の方がお尻に痛みを訴えています。

​坐骨神経痛について

坐骨神経とは、腰椎の4番目、5番目、仙骨から出る神経が集まってできたもの。

人体中最大の神経であり、ももの後ろの筋肉、下腿と足のほとんどの皮膚に分布する。

坐骨神経は、梨状筋下孔を通った後に大臀筋寛骨三頭筋(内閉鎖筋・上下双子筋)の間を通り、大内転筋大腿二頭筋長頭の間を通って、垂直に下降する。

​下降後は、膝裏の上部で脛骨神経と総腓骨神経に分かれる。

​脛骨神経は、ヒラメ筋と後脛骨筋の間と長趾屈筋と長母趾屈筋の間を取り、足首の内くるぶしの後ろを通って足裏に分布する。

​総腓骨神経は浅腓骨神経と深腓骨神経に分かれて、すねの前を通り、足の甲に分布する。

つまり坐骨神経痛とは、腰〜お尻やもも裏を通るどこかの部分で坐骨神経障害が生じることをいいます。

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛は腰、お尻、もも裏、すね、ふくらはぎ、足にかけて鋭い痛みや痺れ、灼熱感、紙が一枚挟まっているような感覚が出ます。

一部分に出ることもありますし、腰〜足全体に痛みや痺れが出ることもあります。

坐骨神経痛は病名ではなく、症状のことである、坐骨神経が障害される何らかの原因があります。

坐骨神経障害が重度になると、歩行障害、排尿障害、排便障害などの大きな障害も出てきます。​

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、仙腸関節障害などで坐骨神経に負担が掛かり症状が出ます。

​坐骨神経の障害によって症状が起きたのか、腰の影響で症状が起きたのか判別が必要になります。

まずは腰のヘルニアなどがどのようなものかご説明します。

腰椎椎間板ヘルニア

​骨と骨の間にあるクッションのような役割をする椎間板が後ろにズレてしまい、椎間板の後ろにある神経を圧迫させて、神経症状が出ます。

腰部脊柱管狭窄症

​腰の神経の通り道である脊柱菅が狭くなることにより、その中を通る神経が圧迫され、腰や足に痺れや痛みが出ます。

 

腰椎すべり症

​腰椎が前にすべることを腰椎すべり症といいます。

 

神経は腰椎の脊柱管の中を通っているので、腰椎がすべることによって、神経に負担をかけて、神経症状が出ます。

​仙腸関節障害

仙腸関節とは、骨盤を形成する仙骨と腸骨の間の関節になります。

仙腸関節は、多くの靭帯で補強されているため、その可動性は非常に乏しいと言われております。

仙腸関節を支配する神経は、お尻や太もも、すね、ふくらはぎ、足などに分布するため、仙腸関節の影響で神経症状が出ます。

坐骨神経痛で気をつけること

坐骨神経痛になっている人または予防したい人のために、気をつけることをお伝えします。

・足を組まない

・寝る時は床やソファで寝ずに、しっかり布団またはベッドで寝る

・重い物を持つ時はゆっくり持ち上げる

・長時間同じ姿勢を取らない

・急激な体重増加

・体を冷やしすぎない

・痛みが強くなるストレッチをしない​

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

坐骨神経痛と言っても、坐骨神経が圧迫されて、神経症状が出ているのか。

腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の影響で坐骨神経痛の症状が出ているのか判別が必要になります。

原因がわかった上で施術をするのが痛みを改善させる最短の方法になります。

ただヘルニアや狭窄症、すべり症などの腰の症状の場合では、特に注意が必要です。

腰の影響で坐骨神経痛が出てしまい、足腰の筋力低下や感覚障害、排尿・排便障害が起きた場合には、早急に病院に受診してください。

​放置したままだと筋力が元に戻らないこともありますでの、気をつけましょう。

​坐骨神経痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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