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​足底筋膜炎(足底腱膜炎)を予防する靴の履き方

靴紐を結んでいる人

こんにちは!

 

理学療法士の高林です。

 

足底筋膜炎の痛みでお困りの方。

 

まさかクロックスやサンダルなど履いている人いませんか?

 

靴をしっかり履くことで足底筋膜炎の改善や予防ができます。

​このページでは靴の選び方や履き方をお伝えします。

シャンクがあるものを選ぼう!

まずシャンクとは、靴底の土踏まずにある硬い板になります。

​各メーカーさんによって硬さや材質は様々です。

​このシャンクが入っていないと靴が捻じれやすくなります。

靴が捻れると足部も捻れが生じやすいです。

足部の捻れが生じるということは、土踏まずが潰れ、足のアーチが低下します。

足のアーチが低下すると足底筋膜に伸張ストレスが掛かり痛みが生じてしまいます。

もう1つ大事になるのが、靴底の曲がる部分です。

シャンクが入っているとつま先の部分で曲がるようになります。

入っていない靴では真ん中付近で曲がってしまいます。

人は歩くときに足指の付け根を曲げて(MP関節の伸展)足を蹴り出しています。

シャンクが入っていると靴底の曲がる位置と足指の付け根の位置が一致し、体重移動を円滑にしてくれます。

​この体重移動が悪くなると足のトラブルや腰や股関節、膝にも負担が掛かってしまいます。

シャンクの有る無しの見分け方は、靴を垂直に立てて、床に押し付けたときに、つま先部分が曲がるか、靴の真ん中部分で曲がるかで違いが出ます。

ヒールカウンターがあるものを選ぼう!

ヒールカウンターとは、靴の踵の部分に入っている硬い芯材のことです。

​このヒールカウンターがあると踵を安定させるため、左右へのブレを抑制してくれます。

​踵が安定すると、O脚・X脚、扁平足の予防につながります。

​靴の踵を踏んでしまうと芯材が潰れてしまい、踵の安定性を損なうので注意しましょう。

​ヒールカウンターの見分け方は、靴の踵の部分を摘んだときに、硬いかどうかで判断ができます。

​靴の中敷きは柔らかいものを選ぼう!

​特に踵が痛い人は、靴の中敷きは柔らかいものを選びましょう。

​踵に痛みがある人は、踵周囲の脂肪や筋肉が硬く圧迫されて痛みが出ます。

靴の中敷きが硬いと更に踵周辺が圧迫されて痛みが強く出てしまいます。

​そのため、踵が痛い人ほど中敷きの踵部分が補正されているものが良いです。

靴の合わせ方

​まずは足底筋膜炎(足底腱膜炎)関係なく、自分の足の大きさに合った靴の合わせ方をお伝えします。

始めに足のサイズに少し左右差がある場合は、大きい方に合わせましょう。

靴は1〜1.5cmほどのゆとり(捨て寸)を持たせて作製されているため、靴下の厚さは考えなくても良いです。

靴のインソールを外すことが可能であれば、立った状態でインソールの上に足を合わせて、インソールの後ろと踵を合わせます。

その時につま先からインソールの先が約1cm(指1本分ぐらい)の空きがあるのを選んでください。

靴は靴紐があるスニーカーにしましょう。

靴紐が無い物や靴紐が緩いと足の真ん中あたりが固定されません。

靴紐で足の真ん中を横から固定すると足のアーチの低下を抑制してくれます。

​扁平足で足のアーチが低下している人ほど靴紐はしっかり結びましょう!

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

​靴1つでも様々な物があります。

踵を踏んだり、靴紐が緩いとの靴の機能が損なわれ、足のトラブルに繋がります。

​靴を選ぶときも履きやすさよりも機能面を重視して選んでみてください。

​足の痛みや靴のことでお悩みの方はお気軽に当院にご連絡ください。

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