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​腰痛と股関節の痛みの関係性

腰と股関節が痛い人の画像です。

こんにちは!

​理学療法士の高林です。

股関節の痛みが出る人の大半は腰に痛みも出ます。

その理由は、腰と股関節は非常に密接した関係にあるからです。

どう関係していくのか?

​細かく説明していきます。

腰と股関節はどう動くのか?

腰椎-骨盤リズムというものを知っていますか?

​腰が動くと股関節を形成している骨盤が一緒に動くのですが、腰と骨盤が動く割合を腰椎-骨盤リズムといいます。

体を前に曲げる前屈の動きでは腰椎の屈曲(前に曲げる)と骨盤の前傾(前に傾く、股関節の屈曲)が起きます。

後ろに反らす後屈の場合は、腰椎の伸展(後ろに反る)と骨盤の後傾(後ろに傾く、股関節の伸展)が起きます。

​このように腰と骨盤は一緒に動く関係性にあります。

その為、腰の動きが悪く、骨盤が動かないと股関節の動きも悪くなり、股関節に痛みが出ます。

​反対に股関節の動きが悪いと、骨盤の動きも悪くなり、腰に痛みが出ます。

腰の神経は股関節と繋がってる

腰仙骨神経叢のイラストです。

​腰の骨から出る神経は、股関節やお尻にいきます。

腰の状態が悪いと、神経に負担がかかり、股関節やお尻に痛みが出ます。

​また腰の神経は、股関節周囲の筋を貫いて走行するため、股関節の筋肉が硬くなると、神経を圧迫して痺れが出ます。

純粋に股関節の影響で痛みが出るのか。

それとも腰の影響で股関節に痛みが出るのかは、体の状態をチェックしなければ分かりません。

腰の筋肉は股関節にも繋がっている

腸腰筋のイラストです

腰の筋肉の一部は股関節にまで付着します。

腸骨筋

起始:腸骨窩(骨盤の前) 停止:大腿骨小転子

大腰筋

起始:第12胸椎、第1腰椎〜第5腰椎 停止:大腿骨小転子​​

大臀筋

​起始:腸骨稜、上後腸骨棘、腰背腱膜、仙骨、尾骨 

停止:腸脛靱帯、大腿骨臀筋粗面

​など腰と股関節が直接繋がる筋肉があります。

これだけではなく、多裂筋など腰から骨盤に付く筋肉もあります。

このように筋肉でも腰と股関節は繋がっているため、腰の動きが悪いと股関節の動きも悪くしてしまいます。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

腰を治すなら股関節も、股関節を治すなら腰も見ないといけません。

もちろん腰以外にも膝や背中など、体全体を見ないと股関節の痛みは取れません。

それは股関節が痛くても、原因が腰にあったり、背中にあったり、膝にある人もいるからです。

当院では、全身を必ずチェックした上で施術を行うため、股関節の痛みを改善させることができます。

​痛みでお困りの方はお気軽にご連絡ください。

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